一般ゲイ しらうおのなんでもない日々

しらうお どこにでもいる30代 LGBTのG

兄貴とオムライス

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茶店の窓ぎわ、外の景色をながめながらボケっとする。贅沢な時間だなぁと思う。

交差点に面する2階の席だから、人も車もよく見える。向かいが公園だから見晴らしもいい。公園の木を見る限り、さっきまで吹き荒れてた風は少しおさまったみたいだ。

なんとなく、狙撃されたらひとたまりもないなって考えが頭をよぎるけど、狙撃はされないからたぶん大丈夫。

 

さっきまで兄貴と会ってた。アニキのような人、という意味ではなく本物の兄貴。実兄。

実家暮らしの兄貴と実家以外で会うのは久しぶりだった。っていうか実家以外でわざわざ会うことなんて今まであったっけって感じ。

仲が悪いわけじゃないけど、世の中の他の兄弟もそんな感じなんじゃないかな。兄弟で外で遊んだりはあんまりしない。少なくともうちはそう。

 

だから、外で会うのは珍しいことなんだけど、今日は思うところがあってぼくが呼び出した。

 

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実家とぼくの家の真ん中くらいの駅で落ち合ってお昼ご飯を食べた。

グルメな兄貴が探してくれたちょっといい洋食屋さん。2人でオムライスを食べた。

きれいに焼かれた卵にくるまれてて、今まで食べたオムライスの中で一番きれいな見た目だったかもしれない。さすがはちょっといい洋食屋さんだ。

舌バカなぼくはこまかい味の違いは分からないけど、おいしいオムライスだった。

 

 

わざわざ呼び出した理由はカミングアウトだった。

と言っても兄貴にじゃない。兄貴には10年くらい前にカミングアウトしている。そろそろ両親にも、ぼくがゲイだって言いたいと思ってた。

 

カミングアウトする前に、兄貴には先に謝っておきたかった。ぼくが両親にカミングアウトすることで、実家暮らしの兄貴に何かしら火の粉が飛ぶかもしれないから。

もしかしなくても、ぼくがゲイだってことは、両親にとってかなり強いストレスかもしれない。精神的に不安定になるかもしれない。

そうなったら、兄貴には迷惑もかけるかもしれないし、場合によってはフォローをしてもらうかもしれない。

だから本当ならオムライス代はぼくが払うべきだったんだけど、結局割り勘にしてしまった。

 

両親に話そうかと思ってることを言ったら、「時期的にもいいんじゃないかな」って言ってくれた。そのせいで被害が及んだらごめんと伝えたら、「俺は大丈夫」って言ってた。

 

今回のは宣言みたいなもので、もしも否定されたとしてもカミングアウトする方針は変えないつもりだったけど、やっぱり肯定してもらえるとありがたい。心強い。

 

よし。これで、あとはぼくが逃げずに言うだけだ。

コロナの状況にもよるけど、夏の間に一回帰省して、その時に勝負したい。どんな結果になるかは分からないけど。

 

 

 

カミングアウトの話し以外にもいろんな話をした。兄貴の彼女の話、ぼくの彼氏の話、おすすめの本の話、両親の老後の話、他の兄弟の話、小さかった頃の話。

改まって2人で話すことも今までなかったから、正直楽しかった。

 

もしもお互いが死んだ時の話もした。人間いつ死ぬか分からない。生きているうちにこういう話をしとくのはとても大事だと思う。

兄貴はパソコンの中身を見ないで処分して欲しがっていて、ぼくは自分が死んだ後の家の片付けを兄弟にしてもらいたい。

 

こういう話はとても大事だ。

冷蔵庫に貼った雄っぽいイラスト達や、本棚のAVや、堂々と置いてあるローションなんかがある部屋を親に見せる訳にはいかない。

頼んだぜ、兄貴。俺もちゃんとやるから。

 

これでもしもの時も大丈夫。狙撃されてもきっと大丈夫。

 

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メニューを立てるところにおいしそうなケーキが書かれてたら、まんまと頼んじゃうよね。

トマトジュースとチーズケーキって言う、お腹の中でカプレーゼができそうな組み合わせになっちゃったけど。

『虹色サンライズ』を一気読み 昔の自分に会った気がした

友達がTwitterで激推ししていたので『虹色サンライズ』を読んでみた。

そしたら休日の午前中が丸々つぶれてしまった。
雨の降っていない貴重なお休みなのに。つくづく計画性が欲しいなぁ。短冊に書いて七夕にお願いしてみようか。

『虹色サンライズ』はゲイ雑誌バディ(休刊)で連載されていたマンガだ。
それがWEBで無料で公開している。

 

↓1話URL↓

https://the-new-tokyo.com/nijiirosunrise01/

『虹色サンライズ』前田ポケット

 

WEBで無料で掲載されているマンガを見るたびに思うけど、作者さんが魂を削って描いた作品が無料で読めてしまっていいんのかなって思う。
思うんだけど、公開されてたら読んじゃうよね。

面白かったし、また読み返したいから単行本を探してみたけど、単行本化していないらしい。
残念。出れば絶対買うのに。。。

 

このマンガを描いた人はもちろんゲイだと思うけど、完全にゲイのためのマンガだった。
ゲイ雑誌に掲載されていたのだから当たり前だけど、ほんわか気味の雰囲気だったから、なんとなくストレートの人も受け入れやすい話かと思っていた。でもそうじゃなかった。ちょっと内容が赤裸々すぎる。

ぼくも一部の家族や友人にカミングアウトしているけれど、その人達にこのマンガは絶対にすすめられない。ぼくを含めたゲイの人々の、あんな生態やこんな実態がバレてしまう。いやバレてもいいのかもしれないけど、なんていうか、恥ずかしい。
イカモカットとかストレートの人は知らないでほしい。あ、だからこいつ髪短いのか、なんて思われたら恥ずかしくて死んじゃう。

 

でもその代わりに、ゲイが読んだら面白いと思う。面白いというか、ついつい自分と重ねてしまうんじゃないかと思う。4コマ漫画形式なのもあって、ゲイ版のあたしンちとかコボちゃんみたいなイメージだ。 

田舎のゲイが上京してくるところから始まり、初めてゲイと出会い、友達ができて、居場所ができて、はじめてのゲイバー、、、といったゲイが通ったり通らなかったりするあれやこれを体験していく。

ぼくは話に出てくる1人の成長が見ていて楽しかった。最初は自分の殻にこもっているのが、仲間の存在もあって変わっていく。段々と前向きになって、活発になって、服装や髪型も変わっていく。いわゆる〇〇デビュー的な、ちょっと恥ずかしいやつ。がんばれー!って応援したくなった。なんていうか、胸があついぜ。

 

ぼくはゲイとして活動を始めてもうすぐ10年だけど、昔の自分をこのマンガのあちらこちらに見つけた気がした。もしかしたら、これから活動を始める人や活動を始めたばかりの人は、未来の自分を見つけるのかもしれない。

 ちなみに、基本的にエッチなシーンはないんだけど、主人公が初めてエッチする話はちょっとだけドキドキした。乞うご期待。

 

10年くらい前の作品だから、ところどころ時代を感じるけどそこも面白い。きっと今だったら、あれこれ違う内容になっているんだと思う。ネットが生活に浸透して、世間のぼくらに対する認知が急速高まって、ここ最近のLGBTを取り巻く状況は大きく変化している。

これから先の10年後も、きっと今とは全然違っているんだと思う。楽しみだ。

 

 

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久々の新宿。
プラプラ歩いてジンジャーエールを一杯。

ぼくはあまり2丁目に行くゲイじゃないけど、行きつけの店とかちょっと憧れる。
がんばってみようか。どうしようか。

行くなら面白い人と会えるお店がいいなぁ。

 

ジブリ映画を映画館で見たい

プロフィール画像を自分の写真に変えてみた。後ろ姿だけど。
人のブログを読んでいて思うけど、やっぱり本人の写真があると安心感がある。このブログも、一応生きた人間が書いてるから安心して読んでもらえたらと思う。

 

相方に映画を見に行かないかと誘われた。
6/26から昔のジブリ映画が全国の映画館で見られるらしい。相方曰く「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」「ラピュタ」の4タイトルが上映されるらしい。
彼は「もののけ」と「千と千尋」は見たことがあるけど、残りの2タイトルは見たことがないとのこと。

それならば「ラピュタ」を見るしかあるまい。
いや、見なければなるまい。

正直なことを言えば、ぼくは「もののけ姫」が久しぶりに見たかったのだけど、「ラピュタ」を見たことないなんて言われたら見るしかあるまい。
これはジブリを愛する者の義務だろう。

ただ、もうなかなかない機会だし「もののけ姫」も一人で見に行こうかなと思っている。

 

 

早速、どこの映画館でやる予定か調べてみて。
そした気が付いた。

https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/ghibli2020.html

 

 

いや、「ナウシカ」ですやん。

 

先ほど公開するタイトルが「ラピュタ」と書いたのは彼の勘違いみたいで、正しくは「ナウシカ」がやるらしい。
彼には問いただす必要があるが、たぶん「ナウシカ」も「ラピュタ」も見たことがなくて、ごっちゃになっているのだと思う。確かに見たことがなかったら紛らわしいのかもしれない。

 

そもそも、ぼくからしたら「ナウシカ」も「ラピュタ」も見たことがない人生というのがかなり衝撃だ。去年のM‐1グランプリでかまいたちというコンビの「トトロ1回も見たことがないネタ」を思い出したが、まさしく、あの何回も繰り返されている再放送の波をよくもまあ全て避けて生きてこれたものだなあと感心する。
ぼくは「ラピュタ」も「ナウシカ」も「もののけ姫」もたぶん10回以上は見てるから見たことがない人がいるのがびっくりだが、実は世の中そういう人もいっぱいいるのかもしれない。
やっぱり自分の常識なんてあてにならないよね。

 

まだ予定は決めていないけど、見に行くのが今から楽しみだ。大人になって初めて「ナウシカ」を見る彼はどんな感想をもつんだろう。ぜひ聞いてみたい。
ぼく自身も、家でしか見たことがなかったジブリ映画が映画館で見られるのがなんやかんや楽しみだったりする。

これで好感触だったら、また別の機会に「ラピュタ」も家で一緒に見てみようと思う。ジブリを愛する者の義務なので。

 

 

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一応自粛が明けたらしいので、鎌倉に行ってみた。あいにくの雨模様だったけど、久々のおでかけはかなり楽しかった。

メタモルフォーゼの縁側を読んで

雨模様の日が増えてきた。じめじめした空気はちょっと嫌だけど、気温が高くなってきたのはうれしい。夏が一番好きだ。

 

ときどきマンガの紹介をしていこうと思う。
ぼくは趣味と聞かれて一番に出てくるのがマンガだ。

 

 

今回紹介したいのは
「メタモルフォーゼの縁側」
というマンガだ。

 

この記事を書くまで、勝手にこのマンガはマイナーな部類だと思っていたのだが、全然そうではないらしい。

https://promo.kadokawa.co.jp/engawa/

上記サイトを見る限り、マンガ大賞やこのマンガがすごい等、既にいろんな場所で取り上げられている。

正直、「マンガ好きを名乗る以上、少しニッチな作品を紹介して、『知っている人』感を出したいな」などとしょうもない下心があったのだけど、結果己の無知と器の小ささを思い知るだけだった。恥ずかしい。

 

当初の思惑とはちょっと違うが、このマンガを紹介していきたい。このマンガが好きで、誰かに紹介したいと思っていたことには変わりない。

 

  

タイトルを聞いたぼくの第一印象は「なんじゃそりゃ」だった。
何のマンガか全く想像がつかない。少なくとも、ぼくの頭の中では「メタモルフォーゼ」と「縁側」を同じ文脈で使うシチュエーションが思いつかない。

 

それでどんな内容かと言うと、簡単に言えば「おばあちゃんと高校生の女の子がBLマンガを通じて交流していくお話」だ。
内容を聞いても「なんじゃそりゃ」って感じだ。

 

このマンガは、熱いバトルが繰り広げられる訳でも、伏線が張り巡らされてどんでん返しがある訳でも、情熱的な恋模様が描かれている訳でもない。

ぼくがこのマンガで好きなのは「空気感」だ。
このマンガを読むと、なんというかホッとした気持ちになる。

 

■簡単なあらすじ

75歳のおばあちゃんがたまたま立ち寄った本屋さんで、 1冊のコミックを手に取る。きれいな表紙にみとれて購入するが、中身は高校生同士の恋愛を描いたBL(ボーイズラブ)だった。続きが気になり再度本屋さんを訪れるが、そこでアルバイトをしていた高校生の女の子と知り合い、以降BLマンガを通じて交流していく。

 

■登場人物

・市野井 雪(いちのい ゆき)
 夫に先立たれて2年、一人暮らしのおばあちゃん。たまたま立ち寄った書店でBL本を手にする。75歳。

 

・佐山 うらら(さやま うらら)
 書店でアルバイトをしている女子高生。元々BLが好きだが趣味を共有できる友達が作れずにいる。17歳。

 

 

 

このマンガ、取り扱っている題材は、かなり「なんじゃそりゃ」な内容だが、描かれている話からは、生活のにおいがすぐそこからしてきそうな雰囲気がする。2人の日常が描かれているのだが、読んでいると「マンガの中で人が生きている」という感じがする。

 当然のことながら、ぼくは17歳のJKでもなければ75歳のおばあちゃんでもないけれど、なんだか2人の生活を身近に感じてしまう。なんというか2人とも妙に人間くさいのだ。

ペットボトルの口って飲みづらくない?とか。冷蔵庫の煮物をつまみ食いした手を服でふいちゃうとか。え?それってわざわざマンガで描く必要ある??みたいな描写がそこかしこにちりばめられている。でもきっとそれがあるから、親近感のような温かみのようなものを感じるのだと思う。

 

そうやって、ぼくたちの日々の生活と同じように、良いことも、嫌なことも、なんでもないことも、全部合わせて2人の日常として描かれている。
そんなどこにでもあるような日常の中で、読んで、語り合って、時にはイベントに出かけて、、、好きなもの(BL)に浸っているときの2人は本当に楽しそうだ。

この2人を見ていると、ホッとするようなあたたかい気持ちになる。

日常でちょっと嫌なことがあっても生活は続く。でも、そんなことがあっても好きなことしている時間は楽しいし、仲間がいればもっと楽しい。

 

 

 

 

 

ぼくのへたくそな文章ではなかなか良さが伝わらないと思う。

このマンガ、webで連載しているらしい。調べてみたら以下のサイトで1~3話まで読めるようだ。(以降は単行本を買ってねという感じみたいだ。)

https://comic.webnewtype.com/contents/engawa/

 

良かったら雰囲気に触れてみてほしい。

 

 

 

 

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ランチョンマットなるものを購入した。
適当に食べ物の写真を撮っても、ちょっとそれっぽくなるという効果が得られた。

 

ちなみにこれは、温めた冷凍焼きおにぎりにお吸い物の素を振りかけて、お湯をそそいだもの。(前にTwitterで見てやりたかったやつ)

手軽だしおいしかった。

恋愛下手なゲイの話

恋愛について語ってみたい。

とは言っても、先に断っておくと、ぼくは別に恋愛経験が豊富な訳でも、恋愛上手でもない。
むしろ、どちらかというと不得意な方だ。

 

「不得意」というのは、何もぼくの主観だけで言っている話ではない。(悲しいことに)ぼくの愛すべき友人達から、以下のような愛溢れる言葉を頂戴した末の結論だ。

「恋愛下手」
「小学生レベル」
「こじらせてる」
「恋愛がサンクチュアリ

おいおいおい。なんなんだ一体。君たちはぼくの恋愛の何を知っているって言うんだ。
そもそも「恋愛がサンクチュアリ」ってなんだよ。初めて聞いた上に、もはやけなされているかのかどうかすらもよく分からない。

でも、自分の悪いところをはっきりと指摘してくれる友達は大事な存在だ。これからも大切にしていきたい。それと、アドバイスはもう少しオブラートに包んでくれるよう、要望することも視野に入れていきたい。

 

だいたい、ゲイで恋愛上手な人は一体どこで学んできたんだろう。

ぼくはと言えば、ゲイと初めて出会ったのが21歳で、それまでは恋愛の経験も知識もほぼ0だ。21にもなって図体ばかり一人前にでかくなっても、恋愛スキルは赤ちゃん状態だった。
そのあと、ゲイと会うようになって人と付き合ったりもしたけど、30代になってようやく恋愛のいろはが分かったような分からないような…といった感じだ。

最近はSNSが普及したおかげか、学生同士で出会ったり付き合っているゲイを見かけたりする。正直うらやましいとも思うし、その反面いい時代になったなとも思う。
きっと彼らは、アラサーになってまで「恋愛が小学生レベル」なんて言葉を浴びることもなく、健やかに生きていくのだろう。

 

 

今ぼくには彼氏がいる。が、彼氏ができるまでの数年、ぼくの恋愛はあまりうまくいっていなかった。

出会いはあった。すてきだと思う人との出会いもあった。なんならちょっといい感じの雰囲気になることもあった。でも、最終的にはうまくいかなかった。

そこでぼくは作戦を考えた。
うーん、これはあれだ。少しばかりサンクチュアリなぼくの恋愛観を、見直す必要がある。
よし、そうだ!

 


恋愛のハウツー本を読もう

 

 

 

 

 

今、「陰キャ乙」と思った人はここから先は読まなくていいし、タンスの角に小指をぶつければいい。

一応ことわっておくが、ぼくは陰キャじゃない。ちょっと陰キャ寄りの普通の人だ。

 

そもそも恋愛のハウツー本を読むことが、「ちょっとダサいこと」として位置づけられていることにぼくは正直納得いかない。

考えてみてほしい。
例えばあなたに恋愛の悩み事があって、恋愛上手の信頼できる友達に相談したとする。その友達が真剣に考えてアドバイスをくれたとして、それをダサいことだと思うだろうか。なんなら、ちょっといい話に分類されるんじゃないかと思う。

恋愛のハウツー本を読むのもこれと同じだ。恋愛経験豊富な人が、自分のノウハウを凝縮して1冊の本を作り上げる。言わば本はその人の分身だ。そして少しばかり未熟なぼくがその本からアドバイスをもらう。
現状自分が未熟なのはもう仕方がない。その現状を受け入れて、その上で状況を打開しようと一歩踏み出すその行動が悪いはずがない。

だからぼくはダサくもないし、陰キャでもない。いいね?

 

 

そんなこんなで何冊かその手の本を読んでみた。

読んでみた正直な感想としては、まず意外と面白かった。そしてやはり勉強になる。当たり前だが、自分には無い考えを多く学べた。

もちろん賛成できない意見もあったし、自分には合わないなと思う話もあったけど、なるほど!と目からうろこの話もたくさんあった。

この手の話は全てそうだと思うが、全てをうのみにしてもいいことはない。ありきたりな言葉で言えば、正解のない問題だ。
自分の中で納得できた話や、自分に合っていると思う話を参考にすればいい。大事なことは自分で考えて選ぶことだと思う。試してみて違うと思えばまたその時考えてみればいい。

 

1冊自分が読んで面白かった本を紹介したい。

運命の恋をかなえるスタンダール

運命の恋をかなえるスタンダール

 

「運命の恋をかなえるスタンダール

「夢をかなえるゾウ」で有名な水野敬也さんの本だ。

この本は、恋愛のハウツー本とうたいながら、物語形式で話が進むのでとても読みやすい。それに単純にストーリーも楽しめた。
本作では、ゾウの代わりに恋愛のスペシャリストとして、19世紀のフランスの文豪であるスタンダールというおっさんが出てくる。ちなみにかなりうさんくさい。

ノウハウを教えてもらう主人公は30代の女性だ。この女性、過去にあった事件の影響で非常に暗く、全く恋愛経験もない。その女性がある日恋に落ちて、今までの自分から変わりたいと強く願う。その結果、突如現れたうさんくさいおっさんの恋愛指南を受けることとなる。

この暗い女性がイメチェンしていくのだが、その過程に勇気がもらえる。そして変わっていく女性自身も、それを取り巻く周囲の変化も面白い。

何よりぼくがこの本で面白いと思ったのが、人が恋に落ちる仕組みを分かりやすく教えてくれる点だ。
ぼくも今までの経験で、なんとなくこういう時に相手を好きになるなー、という漠然としたイメージはあった。この本を読んで、そのふわふわしたイメージを具体的に理解できたように思う。

恋愛に悩んでる人も、別に悩んでいない人も興味があったら読んでみてほしい。


ちなみに、本を選ぶ上でどちらの性別向けの本を読むか少し迷った。相手はゲイなので男性だし、もちろんぼくも男だ。でも恋愛対象が男の本となると女性向けの本になってしまう。

何冊か読んだ自分の結論としては、どちらも参考になった。何であろうと、突き詰めれば相手も自分も人間だ。当然人によって性格は違うし、効果的な手法やアプローチも変わる。男女にとらわれず、色々な考えを知ることに損は無いと思った。

 

 

ということで、本を読んだ甲斐があったかどうかは分からないが、その後ぼくには相方ができた。未来のことは分からないけど、今のところ順調だ。

恋愛ハウツー本の話などしたが、結局のところは得た知識をどう使うかなのだと思う。本にはヒントはたくさん書いてあっても、絶対の正解は無い。最終的には自分で考えて何を選ぶか決める必要がある。

恋愛下手のぼくは自分のことばかり考えてしまうから、相手の気持ちを考えることも忘れないようにしたい。

 

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きれいな空を見ると写真を撮りたくなるけど、全然上手く撮れない。

カメラに手を出してみたいけど、どんなのがいいんだろう。

ゲイアプリはずっと欲しかった呪文

ゲイが書くブログらしく、ゲイに関する話もしていきたい。

 

ゲイはなかなか普段の生活で、同じゲイの人と出会う機会がない。当たり前だ、外見と雰囲気だけでゲイだとわかる人なんて世間の認識程多くない。みんながみんなテレビに出ている方々のような面白おかしいキャラクターを持ち合わせている訳ではなく、むしろ大多数はそこら辺にいる普通の人だ。

ぼくはしがないサラリーマンだけど、職場の人にほぼ間違いなくゲイだとバレない自信がある。バレないどころかあまりに普通過ぎて、逆に全然面白くない。いつかバレた時のために、オネエ言葉の一つや二つでも習得しておかないとみんなの期待に応えられないのではないかと、世界で一番不必要な心配までしている。

 

ぼくが中学生・高校生の頃、自分がゲイであることに悩み、誰かに打ち明けて相談したかった。だからどうにかして周りにいるはずのゲイを発見できる方法がないかとずっと悩んでいた。いや、悩んでいたというより妄想していた。自分の目にだけ他のゲイがキラキラと光って見えないかなと思っていた。
なんでそんな突飛な妄想が出てくるかというと、当時遊んでいたゲームの影響だ。ドラクエ3に出てくるレミラーマという呪文は、唱えると隠れているアイテムがキラリと光る魔法なのだ。

完全に中二病の類と思われるかもしれないが、安心して欲しい。ぼくは今でも能力に目覚めて空中から剣を出せるようになった場合や、異世界転生をした際のイメージトレーニングに余念が無い。いや、違うんです。やめてください。病院だけは勘弁してください。

 

冗談みたいな話だが、ぼくはこの妄想を実際にゲイに出会う方法を知るまで、10年余りの間何度も何度もしていた。それほど自分以外のゲイに会ってみたかった。

なんで会ってもいないのに周りにゲイがいると思っていたのか疑問に思うかもしれないが、ぼくには絶対にいるという確信があった。
当時一応はネットに触れられる環境にあったので人口に対するゲイの割合も知識として知っていた。当時自分が読んだ記事によるとゲイの数は5%。20人に1人の割合だ。40人男がいれば自分以外にもう1人はいてもおかしくない計算になる。

周りにいるはずなのに見えない。どうやったら分かるようになるんだろう。まさか1人1人に聞いてまわる訳にもいかない。当然、自分はゲイだと名乗り出る勇気もない。堂々巡りの結果、ぼくの妄想力だけがメキメキと、たくましく成長していった。

 

今ぼくはゲイの知り合いがたくさんできた。
色々な出会い方があったが、一番簡単に会える方法はゲイアプリだろう。ゲイアプリとは簡単に言うと出会系やマッチングアプリみたいなツールだ。

出会系と聞くといかがわしく、うさんくさい印象を受けるかもしれないが、出会いの場が著しく制限されるゲイにとっては、王道の出会いの場だ。まともな人がいっぱいいる。もちろん変な人もいっぱいいるけど。

 

そんな、今では当たり前に普及しているゲイアプリも、当時のぼくからしたらずっと欲しかった魔法のツールだ。人がキラリと光る訳じゃないけれど、近くにいるゲイが簡単にわかる。メッセージも送れて連絡も取れるし、約束すれば実際に会える。

 

男女の出会いだって、アプリを通して出会うのが普通の時代だ。世の流行だと言われればそれで終わってしまう話だけど、ぼくは今でもふとした瞬間に、こんな魔法みたいなツールがあることを、たまらなくありがたいなと思う。

 

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これは先日作ったアクアパッツァ

同じく先日購入した料理本を見ながら作ったのだけど、驚くほど簡単に、しかもおいしく作れた。アクアパッツァが何か未だによく分かっていないが、それでも作れる。すごい。

 

やりたいことをやる人生にする

やりたいことをやればいい。

という言葉をよく聞くけど、実際に実行にうつすのは難しかったりする。
少なくともぼくはそうだ。

そもそもやりたいこともあまりないし、動く前に考えてしまいどうにも腰が重い。
仕事が忙しいことも言い訳の一つになっていた。

 

そんなぼくも、いくつかのことが重なって、今やりたいことをやろうという気持ちが湧いている。

一つは自由に生きてる人がいるってことを最近感じること。
一つは死は案外すぐそばにあって、人生は思ったよりも短いかもしれないこと。
一つは今回のウィルスを発端にした自粛騒動で頭に余裕ができたこと。

 

たぶんどれが欠けても行動に移してみようとは思わなかったと思う。

やりたいことをやってる人を見てその生き方に憧れて、死を感じることでいい意味で焦りが生まれて、余裕があってはじめて真剣に考えるきっかけとなった。

 

やりたいことがあるってすごい。未来が輝く。根拠の無い自信でいっぱいだった学生時代の感覚がよみがえる。
あの気持ちって社会人になっても湧いたりするんだとびっくりする。

 

このブログはやりたかったことの1つだ。文章を書いてみたいというのはずっと頭のどこかで思っていた。しかも書くだけではなくそれを人に読んでもらいたい。(読んでもらえないかもしれないけど)


仕事、人間関係、SNSに溢れる情報、色々とあわただしい毎日でついつい頭がいっぱいになってしまうけど、やりたいことは見失わないようにしたい。きっとゴミ箱を空にするみたいにたまには頭を空にした方がいいんだと思う。ゴミ箱は空になるだけだけれど頭の中は空になると自分の気持ちが湧いてくる。

 

何かをやりたい気持ちが湧いてきたら、たぶんそれがチャンスなんだと思う。せっかくだからやりたいことを好き勝手にやる人生にしたい。

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話とは関係ないけど、今日描いた誕生日のメッセージカード。

絵なんて普段描かないけどレッサーパンダが上手く描けた気がしている。